某国の某経済大臣は、某巨大設備の某事故に関して、海水を使用した冷却作業に関して、報告が正しくなかったことを怒っている。
報告が正しくなかった原因は、とある「正しい作業」を「命令違反の上」、ある人物が行ったためのようである。恐らくではあるが、命令違反をしているので、報告することができなかったんではなかろうか。私もよく経験する話である。命令を変更してもらうのを待っていたら、致命的なことになるなんて際、致命傷よりは命令違反をする。良くある話だ。管理者というものはそういう判断をよく行う。
後日、独断専行を裁かれることもあるが、理性的な判断が出来る組織であれば、その際、当初の命令を発していた人間も両成敗とするところではある。今回は.....出来るわけが無いが。
さて、...
そのニュースを見ていて、私はある苦い思い出を思い起こす。
数年前のある社内プロジェクトにおいて起きたある小さな衝突についてだ。
結果からして、私はもともと仲の余り良くなかった某課長と決定的な溝を作り、とあるチームとの間で完全に敵対関係を構築するに至り、それは現在も継続している。
その衝突の原因も、とある報告が「正しくなかった」ことによって起きた。
つらつらと書いてみよう。
・そのプロジェクトは私が某拠点に導入した仕組みを、ある組織が別の拠点に導入するというものだった。私には声が最初の一回だけかかり、あとは自分でやるからいいですよと担当者から連絡が来ていた。
・一ヵ月後、導入拠点の管理者に、前回導入時に担当してもらった協力会社の方を紹介。
その後、連絡は途絶え....
・半年後、私が紹介した協力会社の方より、私宛に電話が来る。殆ど悲鳴に近い電話。
「仕様どおりの仕事をしたのにお金が入らず、毎日毎日仕様変更がくるんです。
そして、来週切替というアナウンスが来ているのに、XXXさん(→私)のサーバーとどう連携するかの指示すら出ていないんです。切り替えないと納品すら出来ないのに。」
・なにがおきているのかさっぱりわからず、拠点担当者に問い合わせる。
すると、相手は怒りまくっている。普段とても温厚な人なので、驚く。
「あなたの紹介してくれたシステム、なんかわけのわからん説明をされて、なんだか若いもんが作業しているみたいなんだけど、何やってんだよ!!あんた、ちゃんと仕切ってんのか?」
「ちょっと待った。私、その件、絡んでないよ?」
「え?あんたじゃないのか。じゃ、誰なんだよ!!!!あんた、とっととこっちに来て説明しろ!!」
ぐあっちゃん☆電話切られる。
....な、何が起きてる?
・速攻で、部長に相談する。とはいえ、なにがなんだかわからない。
部長より、拠点担当者に電話。
事情が判明してくる。
ある「業務改革チーム」が、私が導入した仕組みの複製版を使って、ある事業部で業務改革することを目論んだ。それが当初の「導入」の件だった。
その担当者は、拠点に乗り込み、私が紹介した協力会社の人へ、仕様詳細抜きで注文を発行、仕様は随時ということで作業に突入させた。金額がそれなりに大きかったので、協力会社の人は喜んで作業を始めたらしい。
そして、パイロットレビューを実施。
そこで目論見が外れ始める。
私の導入した仕組みは、生産計画系の簡易ツールだったのだが、ある「前提」をクリアした部門でしか使えないようになっていた。ある形式のBOMを維持できることが条件だった。多少、難点のある仕組みといえる。
その難点は当初段階で説明済だったのだが、「業務改革チーム」は軽視していたらしい。
そして、その事業部はその「前提」をクリアするための業務変更が困難な事情があった。
そのため、総すかんを喰らったのだ。
「業務改革チーム」は、各々のプロジェクトに「管理者」と「担当者者」を配置し、「GM(ジェネラルマネージャ)」に管理者から報告を行うというタスク管理をしている。(ようだ)
今回の「総すかん」を「担当者」は「管理者」に「問題ない」と報告し続けたのだ。
「管理者」はそれを信じ、「GM」に「順調」と報告していた。「GM」はそれを信じた。
・私は、拠点担当者に再度電話した。部長の電話が幸を奏し、すっかり期限が良くなっていて、矛先は「担当者」に向かっていた。
部長は私に命じた。
「明日、現地に飛んで、収拾して来なさい。海外出張中の「管理者」には私から説明しておくから。」
・私は現地に飛んで、「担当者」「拠点管理者」「拠点のキーマン」「協力会社」を集め、緊急会議。
来週の切替なんてムリということを合意させ、一ヶ月の開発延長を決め、現時点で協力会社への支払いを実行、延長部分の発注を実施、そして、仕様が明確でない限り協力会社と担当者間でずるずると先に進まないよう、拠点のキーマンに監査役を願い、事態の収拾を図った。
担当者は拗ねていたが、最後は了解して帰った。ただ、彼の態度がヘラヘラした感じに変わっていたのがとても気になってはいた。
・その二日後、私の所に激怒の電話が入る。
「管理者」からだった。
内容は以下のようなものだった。
何故、一ヶ月の延期などをするのだ。
私はこのプロジェクトを管理しており、先週末まで、なんら問題なく進めていたのだ。
あなたがこのプロジェクトを潰したのだ。
責任を取ってもらおう。
また、私の部下を故無く貶めたことの理由を聞かせてもらおうか。
・当然、喧嘩となる。
この後、周りの席にいた数人は、私の怒りの反論を聞き、「正直怖くなりましたよ」とまでいうようなことになる。数分の口論が続き、何も解決せず、終わる。
この件を私の「功績」とはしないことで、とりあえずの納得を得る。
アホか....という感じだった。そもそも功績などではない。何もしてないからね....。
・部長に聞いた。
「「管理者」は了解していなかったんですか?」
「いや、了解していたとも。何故彼がそんなことを言うのかはわからないよ...。私も。」
一つ、私が失敗したと考えていることがある。
私は「管理者」に「担当者」がどのような報告をし、どのような了解を得ているのかを確認していない。私は現場が動き、プロジェクトが進み、協力会社が泣かなくて済むことを狙った「治療」をしただけなので、あとは各々の担当者がちゃんと対応すれば済むと考えていたのだ。
しかし、そもそも「担当者」はこのプロジェクトを既に失敗しているのだ。信用できる相手などではなかった。その上司も、同じ。そこを信用した私には明確な落ち度がある。
・一ヵ月後、そのプロジェクトは修正軌道を走り、仕組みは開始した。
そして、虚しいことに、その半年後、その仕組みは別の仕組みに置き換えられた。
「管理者」氏は、さらに大きなプロジェクトの担当者として栄転し、
「担当者」氏は、拠点に導入した実績を売り物に、別の事業部で改革チームの一員となっている。
私は、その「管理者」氏と多少関わる部隊の「一兵卒」として働く毎日を送っている。
当然会うことはあるが、会話らしい会話はしない。
これは、私の「失敗」なのである。一切後悔はしていないけどね。
報告が正しくなかった原因は、とある「正しい作業」を「命令違反の上」、ある人物が行ったためのようである。恐らくではあるが、命令違反をしているので、報告することができなかったんではなかろうか。私もよく経験する話である。命令を変更してもらうのを待っていたら、致命的なことになるなんて際、致命傷よりは命令違反をする。良くある話だ。管理者というものはそういう判断をよく行う。
後日、独断専行を裁かれることもあるが、理性的な判断が出来る組織であれば、その際、当初の命令を発していた人間も両成敗とするところではある。今回は.....出来るわけが無いが。
さて、...
そのニュースを見ていて、私はある苦い思い出を思い起こす。
数年前のある社内プロジェクトにおいて起きたある小さな衝突についてだ。
結果からして、私はもともと仲の余り良くなかった某課長と決定的な溝を作り、とあるチームとの間で完全に敵対関係を構築するに至り、それは現在も継続している。
その衝突の原因も、とある報告が「正しくなかった」ことによって起きた。
つらつらと書いてみよう。
・そのプロジェクトは私が某拠点に導入した仕組みを、ある組織が別の拠点に導入するというものだった。私には声が最初の一回だけかかり、あとは自分でやるからいいですよと担当者から連絡が来ていた。
・一ヵ月後、導入拠点の管理者に、前回導入時に担当してもらった協力会社の方を紹介。
その後、連絡は途絶え....
・半年後、私が紹介した協力会社の方より、私宛に電話が来る。殆ど悲鳴に近い電話。
「仕様どおりの仕事をしたのにお金が入らず、毎日毎日仕様変更がくるんです。
そして、来週切替というアナウンスが来ているのに、XXXさん(→私)のサーバーとどう連携するかの指示すら出ていないんです。切り替えないと納品すら出来ないのに。」
・なにがおきているのかさっぱりわからず、拠点担当者に問い合わせる。
すると、相手は怒りまくっている。普段とても温厚な人なので、驚く。
「あなたの紹介してくれたシステム、なんかわけのわからん説明をされて、なんだか若いもんが作業しているみたいなんだけど、何やってんだよ!!あんた、ちゃんと仕切ってんのか?」
「ちょっと待った。私、その件、絡んでないよ?」
「え?あんたじゃないのか。じゃ、誰なんだよ!!!!あんた、とっととこっちに来て説明しろ!!」
ぐあっちゃん☆電話切られる。
....な、何が起きてる?
・速攻で、部長に相談する。とはいえ、なにがなんだかわからない。
部長より、拠点担当者に電話。
事情が判明してくる。
ある「業務改革チーム」が、私が導入した仕組みの複製版を使って、ある事業部で業務改革することを目論んだ。それが当初の「導入」の件だった。
その担当者は、拠点に乗り込み、私が紹介した協力会社の人へ、仕様詳細抜きで注文を発行、仕様は随時ということで作業に突入させた。金額がそれなりに大きかったので、協力会社の人は喜んで作業を始めたらしい。
そして、パイロットレビューを実施。
そこで目論見が外れ始める。
私の導入した仕組みは、生産計画系の簡易ツールだったのだが、ある「前提」をクリアした部門でしか使えないようになっていた。ある形式のBOMを維持できることが条件だった。多少、難点のある仕組みといえる。
その難点は当初段階で説明済だったのだが、「業務改革チーム」は軽視していたらしい。
そして、その事業部はその「前提」をクリアするための業務変更が困難な事情があった。
そのため、総すかんを喰らったのだ。
「業務改革チーム」は、各々のプロジェクトに「管理者」と「担当者者」を配置し、「GM(ジェネラルマネージャ)」に管理者から報告を行うというタスク管理をしている。(ようだ)
今回の「総すかん」を「担当者」は「管理者」に「問題ない」と報告し続けたのだ。
「管理者」はそれを信じ、「GM」に「順調」と報告していた。「GM」はそれを信じた。
・私は、拠点担当者に再度電話した。部長の電話が幸を奏し、すっかり期限が良くなっていて、矛先は「担当者」に向かっていた。
部長は私に命じた。
「明日、現地に飛んで、収拾して来なさい。海外出張中の「管理者」には私から説明しておくから。」
・私は現地に飛んで、「担当者」「拠点管理者」「拠点のキーマン」「協力会社」を集め、緊急会議。
来週の切替なんてムリということを合意させ、一ヶ月の開発延長を決め、現時点で協力会社への支払いを実行、延長部分の発注を実施、そして、仕様が明確でない限り協力会社と担当者間でずるずると先に進まないよう、拠点のキーマンに監査役を願い、事態の収拾を図った。
担当者は拗ねていたが、最後は了解して帰った。ただ、彼の態度がヘラヘラした感じに変わっていたのがとても気になってはいた。
・その二日後、私の所に激怒の電話が入る。
「管理者」からだった。
内容は以下のようなものだった。
何故、一ヶ月の延期などをするのだ。
私はこのプロジェクトを管理しており、先週末まで、なんら問題なく進めていたのだ。
あなたがこのプロジェクトを潰したのだ。
責任を取ってもらおう。
また、私の部下を故無く貶めたことの理由を聞かせてもらおうか。
・当然、喧嘩となる。
この後、周りの席にいた数人は、私の怒りの反論を聞き、「正直怖くなりましたよ」とまでいうようなことになる。数分の口論が続き、何も解決せず、終わる。
この件を私の「功績」とはしないことで、とりあえずの納得を得る。
アホか....という感じだった。そもそも功績などではない。何もしてないからね....。
・部長に聞いた。
「「管理者」は了解していなかったんですか?」
「いや、了解していたとも。何故彼がそんなことを言うのかはわからないよ...。私も。」
一つ、私が失敗したと考えていることがある。
私は「管理者」に「担当者」がどのような報告をし、どのような了解を得ているのかを確認していない。私は現場が動き、プロジェクトが進み、協力会社が泣かなくて済むことを狙った「治療」をしただけなので、あとは各々の担当者がちゃんと対応すれば済むと考えていたのだ。
しかし、そもそも「担当者」はこのプロジェクトを既に失敗しているのだ。信用できる相手などではなかった。その上司も、同じ。そこを信用した私には明確な落ち度がある。
・一ヵ月後、そのプロジェクトは修正軌道を走り、仕組みは開始した。
そして、虚しいことに、その半年後、その仕組みは別の仕組みに置き換えられた。
「管理者」氏は、さらに大きなプロジェクトの担当者として栄転し、
「担当者」氏は、拠点に導入した実績を売り物に、別の事業部で改革チームの一員となっている。
私は、その「管理者」氏と多少関わる部隊の「一兵卒」として働く毎日を送っている。
当然会うことはあるが、会話らしい会話はしない。
これは、私の「失敗」なのである。一切後悔はしていないけどね。
